奨学金返済の「分別の利益」とは? 連帯保証人と保証人の違いを解説




こんにちは、管理人の悠木です。

日本学生支援機構が、奨学金の保証人に対し
「分別の利益」を説明せずに返還金を全額請求していた
ことが発覚し、話題となっています。

本来、保証人は「分別の利益」により
貸与額の半額しか返還義務がないのに対し、
日本学生支援機構はそれを積極的に説明せず
返還金を全額請求していたということです。

今回はこの件について、
現段階でわかっていることをまとめました。

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奨学金の全額請求について

国の奨学金を借りた本人と連帯保証人の親が返せない場合に、保証人の親族らは未返還額の半分しか支払い義務がないのに、日本学生支援機構がその旨を伝えないまま、全額を請求していることがわかった。記録が残る過去8年間で延べ825人に総額約13億円を全額請求し、9割以上が応じたという。機構の回収手法に問題はないのか。

出典:Yahoo! ニュース

日本学生支援機構は、学生の進学時に奨学金を
貸与する際、「人的保証」か「機関保証」にて
連帯保証人と保証人の確保を行います。

その際、「人的保証」で必要となる
「連帯保証人」と「保証人」ですが、
この2つには大きな差があります。

今回話題となっているのは「保証人」についてです。

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保証人と連帯保証人の違いは?

出典:朝日新聞DIGITAL

よくにた言葉である「連帯保証人」と「保証人」ですが、
この2つの違いはなんなのでしょうか?

簡単に言えば、「連帯保証人」は「借りた本人」と
同じ責任を負う必要があります。
それに対し、保証人は「借りた本人がどうしても
返せない時だけ」返済の義務があるのです。

つまりお金を貸した側からすれば、
借りた本人と連帯保証人の責任は同じ。
保証人はそれよりも責任が軽いということになります。

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連帯保証人と保証人の主な違いは、
連帯保証人には認められていない3つの権利が
保証人には認められていることです。

催告の抗弁権
債権者に対して、まずは債務者に対して十分な請求を行うように求めることができる権利です。

検索の抗弁権
債権者に対して債務者に財産がある場合は、まずそちらから請求するように求められる権利です。

分別の利益
保証人が複数いる場合、保証人一人当たりの保証額は全保証人の数で割った額が上限になるというものです。100万円の借金に5人の保証にがいれば1人あたりの上限保証額は20万円となります。ただし、連帯保証人にはこの分別の利益がありません。

出典:お金を借りる前に読むサイト

保証人には、連帯保証人にはない

3つの権利が認められています。

①「私に請求する前に借りた本人に
お金を請求してください」と主張する権利。

②「借りた本人の財産からお金を請求してください」
と主張する権利。

③「保証人が複数いるなら、借りたお金をその
保証人の数で割った金額しか払いませんよ」
と主張する権利。

今回、話題となっているのは③の「分別の権利」です。
連帯保証人と保証人で合計2人保証人がいるので、
最大でも返還金の半額までしか
支払う義務はない、ということなんですね。

【NEXT】連帯保証人・保証人になる際の注意点は?

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